令和6年1月13日(土)に静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」で、ふじのくにスポーツボランティア登録者を対象とした研修会を開催しました。令和4年度に引き続き、今回は2回目となります。当日は27名に参加いただきました。
今年度の研修会は、2名の講師をお招きして、スポーツボランティアの基本的な知識習得を目的とした講義に加え、ボランティア同士の交流を目的にグループワークなども行いました。

「スポーツボランティアの魅力と楽しみ方」(泉田和雄様)

仙台の市民スポーツボランティアSV2004の代表理事である泉田和雄様からは、「スポーツボランティアの魅力と楽しみ方」というテーマでお話しいただきました。

コロナ禍や東京2020オリパラ大会などを経験し、ボランティアのあり方は変化しており、今後は自身の得意なことなどをボランティア活動の中で生かしていくことで、活動がもっと楽しいものになり、活動の幅も広がっていくというお話がありました。

グループワークでは「自身の得意なことを活用して、地域課題をどのように改善していくか」をテーマに議論しました。

デフリンピックについて(県スポーツ振興課)

2025年に、聴覚に障害のある選手のための国際的なスポーツ大会であるデフリンピックが日本で初開催されます。静岡県では、伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで、自転車競技が開催されます。県スポーツ振興課から、概要についての説明があり、大会の際には、スポーツボランティアのみなさまにも大会を支えていただくために、御協力いただきたいという話がありました。

「障害者スポーツと障がいの理解」(鈴木秀明様)

障害者スポーツ指導者協議会鈴木秀明様からは、「障害者スポーツと障がいの理解」というテーマで講義をしていただきました。障害者スポーツの基礎的な内容に加え、参加者に障害者の模擬体験をしていただきました。軍手をはめて折り紙を折ったりし、クリアファイルで作った眼鏡をかけて弱視の体験をしました。また、車いすの操作に関する注意点の説明もありました。

今回の研修会は、県内全域だけでなく県外からも参加いただき、交流の場を作ることができました。現在は県や市町、競技団体が主催するイベントを中心に活動していただいておりますが、今後は県が誘致するような大規模イベントや市町をまたいだ広域イベントにも活動の場を広げたいと思います。一緒に静岡県を盛り上げていきましょう!